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海外で大学院進学

学びたいことを極めキャリアを定める海外の大学院留学

自分の専門をより深めたい方や、一つ上のキャリアアップ・キャリアチェンジを目指す方にとって、海外の大学院は魅力的な進路です。

海外の大学院では、専攻を突き詰めた学びができます。日本の大学院よりも専門性を深める意味合いが強いほか、分野によっては日本よりも進んだ内容が学べます。また英語力が向上することで、より深く学ぶスキルが身につきます。

キャリアも定めやすいと言えます。社会人経験がある学生が多く、日本の大学院より目的意識が明確な人たちと学べます。教授陣にも社会に出たことがある人や現役社会人がおり、業界の実態に沿った学びが可能です。将来海外で就職したい方にとっては、地理的にコネクションが広がるというポイントもあります。


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  • 勉強の内容を絞り、より深く学びたい

  • アカデミックやビジネスで通用する英語力を身につけたい

  • レベルが高いキャリアアップ・キャリアチェンジがしたい

  • 海外で就職したい

  • 活躍の場を世界に広げたい


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専門分野を突き詰めて学べる

海外の大学院は細かくコース分けされているので、自分が学びたいことに注力できます。例えばアメリカには、研究・教育がメインの学術系大学院と、専門職に関連したスキル教育がメインの専門職系大学院があります。イギリスやアイルランドの大学院は、講義主体のトートプログラムや研究主体のリサーチプログラムに分かれており、学びの方向性や内容が明確です。

英語力が上がり、情報にアクセスしやすくなる

専門分野を英語で学ぶと、アカデミックやビジネスで通用する英語力が身につきます。また英語での学会の参加や論文参照のハードルが下がり、アクセスできる情報が格段に増えます。特に英語で論文を書くことが有利な分野では、高い英語力が必須のスキルです。

コネクションが作れる

海外の大学院にはさまざまな国から先生・学生が集まるため、コネクションを世界に広げられます。これは情報収集や就職活動の際に生かせる、貴重なアドバンテージです。

将来のビジョンがある人の間で学べる

海外の大学院には社会人経験のある学生や先生が多く、目標が明確な人に囲まれて過ごせます。共に学ぶことは刺激になるほか、コネクションとしての人材を見つけやすいメリットがあります。

海外就職への道が開ける

卒業後に取得できる一時滞在許可やビザにより、現地での短期就労が可能です。その期間は就労経験が積めるほか、海外就職のためのコネクションづくりや情報収集が行えるため、長期就労のチャンスが生まれます。

留学費用が低く抑えられる可能性がある

修士課程は1~2年間のところが多く、3~4年間の学部課程よりも学費が抑えられます。また国によっては、修士課程対象の奨学金が充実しています。


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言語面で苦労する

大学院レベルの内容を、英語で勉強することは非常に大変です。勉強も専門分野の内容がメインとなるため、英語にかけられる時間を確保しにくくなります。

勉強以外で時間をとられることが多い

海外では、日本では問題なく対処できることに時間がかかります。学校生活や日常生活に関する手続きなどでトラブルが発生し、解決に手間取ることが多いです。しかしここで得た経験は、困難な環境に対応できる力になります。

資金確保に苦労する場合がある

留学の際は学費だけでなく、現地での生活費も確保しなければなりません。資金がないと現地での学びや生活の選択肢が限られるため、競争率が高い奨学金の取得など相応の努力が必要です。


Going to Graduate School

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日本の大学から進学

日本の大学を卒業後に海外の大学院に進む場合は、以下の流れが一般的です。

  • 大学院の情報収集・リストアップ
  • 学校の開始時期と留学期間の決定
  • TOEFLやIELTSの対策・受験(英語力証明)
  • GREやGMAT対策・受験(アメリカやカナダの大学院の場合)
  • 出願書類の準備
  • 出願
  • 合格通知
  • 留学準備

海外の大学院には、学校ごとの入試がありません。しかし英語力証明のためにTOEFLやIELTSの受験が必要です。アメリカやカナダで進学する場合は、大学院進学用の共通試験であるGREやGMATを受験します。

また大学院で学ぶスキルに不安がある場合は、大学院進学準備コース(Pre-Master course)を受講します。準備コースではアカデミック英語やリサーチ方法、ライティングなどを学びます。

大学院での専攻を大学での専攻と変える場合も、準備期間が必要な場合があります。例えばアメリカの場合は、大学に編入後に大学院へ進む方法があります。イギリスの場合は、ポストグラデュエートディプロマ(準修士:学士と修士の間の資格)を修得してから進学します。

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海外の大学から進学

基本的な流れは日本からの進学と同じです。ただし海外の大学でアカデミック英語やリサーチスキルを学んでいるため、準備コースを受講しない方が多いでしょう。

修士と学士で専攻が異なる場合、出願条件によっては進学が可能です(学位か職務経験のいずれかを求められる場合など)。新たに学位が必要な場合は、日本の大学からの進学と同様の方法をとります。


Path

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博士課程への進学

将来アカデミックの分野で働きたい方や、研究職に就きたい方は、博士課程(PhD)に進みます。特に海外での博士課程後はそのまま大学に雇用されるチャンスがあるため、海外で博士研究員(ポスドク)として働きたい方に有利です。

博士課程に出願するには、希望の研究室の教授に直接連絡をとる方法と、募集がかかっている博士課程のポストに応募する方法があります。いずれにせよ興味がある研究室や教授に連絡をとり、研究・ポストの詳細や関連する奨学金などについて情報収集をします。

募集がかかっているポストに応募する場合は、修士課程である程度よい成績や実績を修めていると有利です。しかし奨学金など自分で資金を確保して応募する場合、成績はそれほど影響しません。ただし奨学金を応募する際に、成績が考慮されることがあります。

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就職・キャリアアップ・キャリアチェンジ

日本に帰国する場合は、留学生用のイベントや情報サイトを活用して就職活動をする人が多いです。海外(アメリカ・イギリス)で開催される就活イベントとしては、留学生や日本語・英語のバイリンガルを対象としたキャリアフォーラムが有名です。日本で開催されるものには、ジョブフェアなどがあります。

海外から就活をする場合、インターネットで情報を集めることはできますが、面接などで頻繁に帰国するのは難しいです。また最後まで勉強や論文執筆で忙しく、就活の時間が確保できないこともあります。日本で就活が本格化する時期と実際に就活ができる時期に、ギャップがある可能性を考慮しておきましょう。

現地で就職する場合は、卒業後に発行される一時滞在許可や卒業ビザを利用します(アメリカのOPTやオーストラリアの卒業ビザなど)。この就労期間中にビジネススポンサーを見つけられると、さらに長期の就労が可能です。また就学中に作ったコネクションを活用し、海外での就職を目指すこともできます。しかし現地や海外での長期就労は、実力だけでなく運も関わる非常に厳しい道と言えます。


Information

期間

主な大学院留学先の修士・博士課程の期間は、以下のとおりです。

修士 博士
アメリカ 2年間 5~7年間(※1)
カナダ 2年間 3~6年間
イギリス 1年間(※2) 3~4年間
オーストラリア 1~2年間 3~5年
ニュージーランド 1~2年間 3年間~
マレーシア 1~1.5年間 2~3年間
アイルランド 1年間(※2) 3年間~

※1:アメリカの場合、博士は修士を含む一貫課程です
※2:トートプログラムの場合。リサーチプログラムは1~2年です

ただし留学期間は、進学準備コースの有無や学位の取り直しにも左右されます。各コースや学位修得には、以下の期間が必要です。

  • 大学院進学準備コース(Pre-Master course):10週~1年間
  • ポストグラデュエートディプロマ:9ヶ月間
  • ディプロマやサティフィケート(資格):コースで定められた期間。半年間など

費用

大学院留学にかかる学費と滞在費の合計は、公立大学院で1年間90~650万円(※)、私立で140~950万円(※)です。

学費は授業料で、公立では50~300万円、私立では100~600万円ほどかかります。国や学校、学部によって大きな差があり、特に有名大学は高額です。
滞在費には家賃や生活費が含まれ、相場は年間40~350万円ほどです。滞在する国によって大きく変化します。

その他留学で必要な費用には、以下のようなものがあります。

  • 入学金
  • 教材費
  • 学校の施設管理費・サポート費用など
  • 渡航費
  • 海外留学保険費
  • ビザ申請費
  • 健康診断や予防接種費用
  • 留学エージェント手数料

※大学院の費用はマレーシアで低く、アメリカやイギリスなどの欧米圏で高い傾向にあります

必要な書類(一例)

大学院の修士課程に出願する際は、以下のような書類が必要です。詳細は学校や学部によって異なるため、準備の際に必ず確認してください。

  • 英語力の証明
    TOEFLやIELTSのスコアが必要です。
  • 進学適性テストのスコア
    主にアメリカやカナダの大学院へ行く場合に必要です。試験にはGRE、MBAで必要なGMATなどがあります。
  • 大学の成績証明
    日本の大学の場合、GPAスコアに換算する必要があります。
  • パーソナルステートメント(personal statement)
    パーソナルステートメントとは志望動機書のことで、エッセイと呼ばれる場合もあります。自己PRをすることが目的の小論文で、経歴・経験や志望動機、自分の興味がある分野、研究したいこと、将来の展望などをまとめます。特にアメリカの大学院では重視される書類です。
  • 履歴書(resume / CV)
    学歴や職歴などを記載します。
  • 大学(職場)からの推薦状
  • 研究計画書(project proposal / project plan)
    研究計画書は自分が行いたい研究分野の背景や内容、計画、将来の展望(期待される結果)をまとめたものです。パーソナルステートメントとは異なり研究がしたい理由ではなく、研究をする意義について記載します。また出願時だけでなく、奨学金を申請する際に必要なこともあります
  • ポートフォリオ
    作品集のことで、芸術大学などに行く場合に求められます。

大学院進学に必要な成績や英語力

成績に関しては、トップ校はGPA3.5以上、その他の学校でGPA3.0以上がよいとされています。
英語力は国ごとに目安があります。しかしイギリスなど比較的高い英語力を求める国には、英語力免除の条件付き合格ができる学校もあります。

TOEFL IELTS
アメリカ 80~ 6.5~
カナダ 80~ 6.5~
イギリス 90~ 7.0~
オーストラリア 90~ 7.0~
ニュージーランド 90~ 6.5~
マレーシア 60~ 5.0~
アイルランド 88~ 6.5~

上記はあくまでも目安です。大学院は専門性の高さのため、学校や学部によって入学条件全くが異なります。出願の際にしっかりと確認しましょう。

大学院進学に必要な学歴や職歴

学歴は学校が定める学士号や資格、またはそれに相当するものが必要です。しかし出願条件に明確に記載されていない、または自分の学位が出願条件に合うかわからない場合があります。その際は英文の成績証明書をもとに、学校に問い合わせるのが確実です。
学部によっては職歴を求められることもあります。こちらも学歴と同様に、自分の職歴が出願条件と一致するかを判断できない場合があります。不明点がある際は、学校に確認をとります。

奨学金について

奨学金は国や行政、学校、教育団体などが実施しており、さまざまな取得条件や種類(給付型・付与型など)、取得難易度・競争率があります。
大学院留学には、多くの奨学金が提供されています。留学の資金面で不安がある人は、自分に合った奨学金を探してみてください。最適なものが見つかれば、奨学金を得ることは不可能ではありません。

修士と博士の違い

日本では博士が「学生」の扱いとなっており、学生は授業料を払って学校に通います。しかし海外では「仕事」という位置づけが強く、学生は自ら奨学金などで研究資金を確保して応募したり、大学から給与を支払われたりします。
そのため博士課程では、論文の出版など相応の成績が求められます。海外での博士課程進学を視野に入れている方は、ただ勉強を続けるというよりも、専門分野で仕事をするという意識を持つことが必要です。


Flow to study abroad

  • STEP1

    無料カウンセリング

  • STEP2

    学校お申し込み手続き

  • STEP3

    各種お申し込み手配

    (海外旅行保険、滞在先、
    航空券手配、ビザ申請サポート)

  • STEP4

    出発前の最終確認+出発

  • STEP5

    現地オリエンテーション

  • STEP6

    高校生活スタート


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