メリットあふれるマレーシア大学留学

大学留学先として、近年注目のマレーシア。世界から留学生が集まっており、欧米諸国と同様にグローバルな環境があります。また独自の教育システムやメリットにより、夢の大学留学を実現するのに最適です。

マレーシアの一番の魅力は、リーズナブルな授業料と生活費。他国の大学への編入や分校への入学など、留学費用を抑えつつ欧米諸国と同じ教育が受けられるシステムがあります。

もちろんマレーシアの大学のレベルも、留学の価値が十分にあるものです。それでいて入学時に求められる成績や英語力のハードルが低く、欧米での大学留学が難しい人でも挑戦できます。

マレーシアでの大学留学のポイント

留学費用が安い

マレーシアの大学の学費は私立で約80万円、国立で約30万円です。欧米の大学は約150～500万円のため、半分以下の費用で大学に通えます。しかし教育の質や設備は、欧米の大学に劣りません。さらに物価が日本や欧米諸国の約1/3なので、生活費や滞在費も大幅に節約できます。

学費と生活費・滞在費の合計は年間150～200万円ほどで、留学費用は欧米諸国での大学留学の約1/3です。さらにデュアルディグリープログラムやツイニングプログラムを利用すれば、留学費用を抑えつつ欧米の大学の学位も取得できます。

欧米の大学の学位を取得する「デュアルディグリープログラム」

デュアルディグリープログラムは、マレーシアの大学を卒業時に他国の提携大学の学位も得られる制度です。

メリットは一度の留学で2つの学位が取得できること。提携校にはイギリスやオーストラリアの有名大学が多く、マレーシアのSunway UniversityとイギリスのLancaster Universityなどが有名です。
授業は基本的にマレーシアでのみ行われます。カリキュラムは他国でも認められており、教育や学位の質は提携先の大学と同等です。

欧米諸国の大学へ編入できる「ツイニングプログラム」

ツイニングプログラムは、マレーシアで勉強後にイギリスやオーストラリアなどの大学に編入する制度です。学位は提携先（卒業先）の大学でのみ取得できます。2+1型や1+2型、3+0型があり、前者の数字がマレーシア、後者が提携先での就学期間を示します。

メリットはマレーシアでの留学期間に学費と生活費を節約し、最終的に欧米の名門大学で学べること。例えばSunway UniversityのツイニングプログラムではオーストラリアのVictoria Universityの学位が取得できますが、留学費用はオーストラリアで3年間学ぶ場合の1/3ほどに抑えられます。

大学を3年間で卒業できる

マレーシアの大学はイギリスと同じ教育システムをとっており、学士課程が3年間です。日本やアメリカ、カナダと比べると1年間短いため、学費が節約できます。

しかし合計の留学期間は、3年以上になる場合が多いです。英語力強化のためのESL（大学で開講されている英語準備コース）や、大学の勉強で必要な基礎知識・教養を身につけるファウンデーションコース（大学進学準備コース）に通う場合、合計の留学期間は4年ほどになります。英語力を強化しつつ留学期間を短くしたい場合は、語学学校の進学英語コースから提携の大学へ入学する方法もあります。

条件付き入学やPathwayがある

マレーシアの大学には成績や英語力が出願条件に満たなくても、柔軟に対応するシステムがあります。

条件付き合格は、ファウンデーションコースや大学で開講している英語コースの受講を条件に入学を許可するシステムです。また語学学校の中には、進学英語コースを受講後に提携の大学へ進学できるPathwayプログラムを実施しているところがあります。

日本からの留学の場合、特に英語力は出願の際の難点です。しかしマレーシアの大学は、そのような状態でも挑戦できます。

マレーシアのカレッジ・大学の種類

国立・私立大学（University）

自ら学位（学士や修士、博士）を与えられる学校で、カレッジ・大学の種類の中で最もステータスが高く、設備も整っています。基本的に3年制で、日本のように国立大学と私立大学があります。

国立大学の学生はほとんどが現地生で、マレー語で授業をします。専攻にはマレーシアやイスラム教についてなど、マレーシア独特のものがあるのが特徴です。

私立大学は留学生の受け入れに積極的で、全ての講義を英語で開講しています。専攻はビジネスやホスピタリティ、ITといった職業に関するものに強く、デュアルディグリーやツイニングの制度が整っています。

ほとんどの留学生の留学先は、私立のUniversityか海外の大学の分校です。これらの学校では英語で授業が受けられるほか、進学前の英語コース（ESL）が開講されているため、英語での学習環境が整っています。
国立は約20校、私立は約50校です。

海外大学のブランチ（サテライト）キャンパス

欧米の大学の分校です。オーストラリアのMonash UniversityやイギリスのUniversity of Nottinghamなど、世界トップレベルの大学があります。マレーシアにいながら本校と同じ質の教育が受けられ、同等の学位が取得できます。

入学基準（高校の成績や英語力）は、マレーシアの大学と比較すると少し高めです。しかし学費がマレーシアの水準に合わせてあるため、本校で留学するよりも留学費用を抑えられるメリットがあります。

University College

UniversityとCollegeの特徴を併せ持つ学校です。学校は大学で取得できるBachelorに加え、Collegeで取得できるDiplomaも付与できます。学校によってはファウンデーションコースも開講しています。

CollegeからUniversityへ移行しようとしている学校でもあるため、Collegeよりも設備が整っているところが多いです。UniversityとCollegeの両方の機能を生かし、学生のニーズにあった教育を提供できる魅力があります。

マレーシアには約20校のUniversity Collegeがあります。

College

学校自らは学位を与えることはできませんが、短大卒課程（準学士）に値するDiplomaを付与できます。基本的に2年制です。

大学の学士課程への編入や欧米諸国の提携大学への編入が可能で、ツイニングプログラムを利用すれば大卒資格をとれる学校もあります。またファウンデーションコースを提供している学校もあります。

マレーシアには400校以上のCollegeがあります。

進学方法

マレーシアの大学への進学方法

マレーシアの大学受験に入試はなく、高校の成績と英語力で合否が判定されます。入学条件を満たしていれば、日本の高校卒業後に直接大学へ進学することが可能です。

しかし日本からの留学の場合は、英語力強化や成績不足を補うために、ファウンデーションコースや英語コースを受講してからの進学が一般的です。

ファウンデーションコース後の進学

成績や英語力で入学条件を満たせない人は、英語での基礎学力強化や大学で必要なスキルを身につけるためのファウンデーションコースを受講します。

また進学先がイギリスやオーストラリアの大学とのダブルディグリーを認めている大学の場合、ファウンデーションコースを受講する必要があります。

英語コース後の進学

英語力のみに不安がある人は、大学付属の語学コースや語学学校の進学英語コースを受講します。

英語コース終了後は、直接マレーシアの大学の学士課程に進学できます。英語力だけでなく、英語を使って大学で勉強するスキルも身につけたい人は、ファウンデーションコースを受講してから進学することもできます。

出願条件

入学審査について

書類審査で合否が決まります。審査では主に日本の高校での成績と、希望の専攻に関連する科目の履修の有無、英語力が考慮されます。

出願の際は、以下の書類を提出します。

• 入学願書

• 高校の成績証明書（日本語・英語）

• 高校の卒業証明書（日本語・英語）

• 英語試験のスコア（IELTSとTOEFLどちらも可）

• 健康診断書

• 滞在寮申込書（寮に滞在する場合）

• 修得単位を証明できる書類（必要な場合）

必要な成績と英語力について

必要な成績と英語力は、大学によって異なります。

成績の目安は、高校3年間の成績が5段階評価で平均3.0以上です。成績が大学の入学条件を満たせなかった場合、ファウンデーションコースの履修を条件に合格となることがあります。

英語力の目安はIELTS 5.0以上、TOEFL 500以上です。英語力が足りない場合は、大学併設の英語コース（ESL）の受講を条件に合格となることがあります。

ファウンデーションコースとは

大学進学準備コースのことで、Pre-Universityとも呼ばれます。大学で学ぶのに必要な基礎学力を、英語で身につけるためのコースです。

マレーシアの大学の場合、日本の高校を卒業後に直接進学ができます。しかし英語力に自信がない人や、英語での高等教育を受けたことがない人は、ファウンデーションコースを受講してから進学するのが一般的です。

滞在方法

学生寮

大学によっては学生寮がないため、調べておく必要があります。大学によって自炊のところや、ミールプランを選ぶことができ、週に10食や、朝食のみ等、生徒の希望にそったものを選択できます。大規模な大学は寮の種類も豊富で、1人部屋～5人部屋等選べたり、トイレやシャワー、キッチンがついているお部屋や、寝室は1人部屋だが、トイレやシャワーはシェアするタイプの部屋等があります。選択肢は大学によって異なるため、学生寮を調べることも大学選びの上で重要視するところです。

学生寮のデメリットは門限や関係者以外の滞在ができないなど、寮独自のルールがあることです。

アパートメントのデメリットは、契約の際にランドロード（大家）と直接英語でやり取りしなければならないため、留学初心者には少しハードルが高いことです。また契約時のトラブルも、学生寮と比べると多いと言えます。

どちらの物件も場所によってはお店やレストラン、ジムなどが併設されています

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